講演者: 新井 仁之 氏 (東京大学大学院数理科学研究科)
題 名: 錯視発生のメカニズムのウェーブレット解析とコンピューター・シミュレーション
日 時: 2003年 12月 19日(金) 16:30〜
場 所: 早稲田大学 7号館 2階 221号室
(普段とは会場が違いますのでご注意願います)
アブストラクト: アブストラクト(PDFファイル)
視覚に関する情報がどのように脳の中で処理されているかは,現在も不明な部分が多い.錯視はこの謎を解く有力な手がかりの一つと考えられている.そのため錯視発生のメカニズムの研究は100年以上も前から多くの研究者により行なわれてきた.
本講演では,“双直交MODウェーブレット”という数学的な道具及び講演者が考案した非線形処理に基づく新しい計算システムを用いて行った錯視の研究結果を報告する.今回提唱する非線形システムにより,網膜から脳のV1野で生ずると考えられる明暗に関する錯視のコンピューター・シミュレーションを与えた.本講演では,そのシミュレーション結果を提示しながら,錯視の発生について数学的な分析を行う.
このセミナーのあと、18:00から第42回7階セミナーを14号館8階807号室で行ないます。
そのあと、懇親会を行ないたいと思いますので、奮って御参加下さい。
講演者を募集しています。御希望の方は、下記までご連絡下さい。
世話人
谷山 公規
石井 仁司
大野 修一
澤田 賢
柴田 良弘
鈴木 晋一
羽鳥 理
広中 由美子
注:7号館は西早稲田(本部)キャンパスにあります。
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