講演者: 毛利 裕昭 氏 (早稲田大学)
題 名: グラフ構造を考慮した離散最適化問題と凸解析の関係について
日 時: 2005年6月24日 (金)18:00〜
場 所: 早稲田大学14号館7階717AB室
アブストラクト:
Rockafellarらによる連続の世界における凸解析理論が最適化数学において非常に重要であることはいうまでもないあろう。
では、離散数学(組合せ論)の世界ではどうであろうか? 離散最適化問題においては、計算の複雑性が問題にされる。
単純に良い性質の問題といえばPの問題(多項式時間で解ける問題)である。 もし、離散の世界にも凸性ということが議論できれば、計算量を初めとした様々な点で便利な数学的理論となることは想像に難くない。
しかし、連続の世界の単純な拡張ではすぐに議論が破綻する。 ここではMurotaの理論を援用しつつ離散凸の考え方を紹介し、離散における凸概念の重要性について論じる。
さらに、離散最適化問題のグラフの構造上の分類への指針になることを述べる。
(最後のグラフ構造の問題はトークの力点の観点から場合によって 省く可能性があります。)
このセミナーのあと懇親会を行ないたいと思いますので、奮って御参加ください。
(懇親会のみのご参加も大歓迎です。)
講演者を募集しています。御希望の方は、下記までご連絡下さい。
世話人
谷山 公規
石井 仁司
大野 修一
澤田 賢
柴田 良弘
鈴木 晋一
羽鳥 理
広中 由美子
注:14号館は西早稲田(本部)キャンパスにあります。
地図