第107回 7階セミナーのお知らせ

講演者: 酒井 祐貴子 氏 (早稲田大学)

題 名: Explicit construction of curves of genus two and three whose Jacobian varieties are of GL2-type (joint work with J.W. Hoffman and Z. Liang)

日 時: 2012年10月26日(金)18:15〜19:15 

場 所: 早稲田大学14号館7階717AB室

アブストラクト:
Q上のアーベル多様体Aは, $End_Q (A) \otimes Q$が[K:Q] = dim(A)を満たす代数体K を含むときGL_2-typeという. 全てのGL_2-typeのアーベル多様体はモジュラーで あるというGL_2予想は, 志村-谷山予想(楕円曲線のとき)の高次元化として広く知られており, Khare-Wintenbergerによって示された(2009年). 種数gの代数曲線Xは,End(Jac(X))が 実g次代数体の整環を含むとき, 実乗法をもつ(RM)という. この時, Jac(X)は GL_2-typeのアーベル多様体の例になっている.
本講演では, 実乗法をもつ種数2の曲線の具体的な構成法について, 講演者の結果を紹介する. また, 種数3の場合のJerome William Hoffman氏(Louisiana State Univ.)とZhibin Liang氏 (Capital Normal Univ.)との最近の共同研究についてもお話ししたい.


このセミナーのあと懇親会を行ないたいと思いますので、奮って御参加ください。
(懇親会のみのご参加も大歓迎です。)

講演者を募集しています。御希望の方は、下記までご連絡下さい。

    世話人
    谷山 公規  taniyama+@+waseda.jp
    石井 仁司  ishii+@+edu.waseda.ac.jp
    大野 修一  ohno+@+nit.ac.jp
    澤田 賢   kensan+@+waseda.jp
    柴田 良弘  yshibata+@+waseda.jp
    鈴木 晋一  sssuzuki+@+waseda.jp
    羽鳥 理   hatori+@+math.sc.niigata-u.ac.jp
    広中 由美子 hironaka+@+waseda.jp
    星  明考  hoshi+@+rikkyo.ac.jp
    渡邊 公夫  kimio+@+waseda.jp
メイルを送る際は +@+ を @ に置き替えて下さい
注:14号館は早稲田(本部)キャンパスにあります。   地図


BACK