早稲田大学 教育学部数学科の紹介

高等学校で習得した数学の基礎の上に現代数学の各分野にわたって学習を行い、中学校・高等学校の数学教員および純粋数学・応用数学の研究者の養成、数学を必要とする産業界の各分野で広く活躍できるよう優れた数学的素養を身につけた人材の養成を目的とします。 卒業生の約1割は中学校・高等学校・大学の数学教員として全国各地で活躍しており、約7割はコンピュータ関係の企業、銀行、保険会社など広く社会に進出しています。 数学の研究者として活躍している卒業生の中には、日本数学会の学会賞(数学会賞=顕著な数学的業績をあげた数学者に贈られる、日本の数学界でもっとも権威のある賞)や、建部賢弘賞(若手数学者が対象の同趣旨の賞)の受賞者も輩出しています。 また、成績上位の者は、早稲田大学大学院教育学研究科、及び基幹理工学研究科・創造理工学研究科・先進理工学研究科へ推薦入学することができます。

以下、数学科の内容・施設・特徴・就職進路状況について、もう少し詳しく説明します。

  • 教育学部であるが、実質的には各大学の理学部数学科(数理科学)と同様のカリキュラムの下で、純粋数学から応用数学、情報数学(コンピュータ)まで充実した科目を揃えて教育を行っています。 もちろん、数学教育および情報教育の科目もありますので、中学・高校の数学と情報の教員免許を取得することができます。
  • 各教員の指導の下で行われる小人数教育、いわゆる、ゼミは3年生から始まり4年生のゼミへ継続します。 そこで研究したテーマをもとにして卒業研究(卒論)を行います。
  • 数学科の学生のため、学習室(14号館706室)が用意されており、そこには和書が約3000冊設置されていています。 また、授業期間中は大学院学生などのアドバイザーが数学についての質問について答えてくれます。
  • 学生専用のコンピュータ室(14号館504室)には約50台のコンピュータが配置されていて利用できます。
  • 大学図書館と学部図書室のほか数学資料室には、洋書単行本が約2万冊洋和学術雑誌が140種程設置されています。
  • 卒業生は電気・通信・コンピュータ、銀行・保険・証券などの金融関係、マスコミ・出版、流通・食品などのサービス関係をはじめ多種の企業で活躍しております。 教職関係では、全国の中学・高校で教員として多数の卒業生が活躍しています。また、全国の国公私立大学の教員が数学科から数多く輩出され、数学の研究・教育に寄与しています。

日本数学会数学通信(2018年度)の数学教室だよりのページ

数学科紹介ビデオ(2020年)

ゼミ紹介(谷山ゼミ)


在学生・卒業生・教員からのメッセージ

松本 晃二郎さん(2020年)

林 萌愛さん(2020年)

古屋 望羽さん(2021年)

山本 果奈さん(2022年)

小森 洋平教授(2019年)

梁 松教授(2021年)


履修ガイド

授業ガイド数学科編(教育学部ウェブサイトより)

数学科紹介(教育学部ウェブサイトより)

教育学部・数学科と基幹理工学部・数学科はどう違うのですか?